2004年11月13日

あの商品をつい買ってしまう理由とは?

来週頭に提出しなければいけない企画書があります。
ところが、どうも煮詰まってしまいました。

詳しい仕事内容まではお伝えできないのですが・・・

生誕30周年を迎える、ある商品がテーマです。
ここにきて競合商品が多く出てきて、売り上げも下降線をたどり始めました。

そんな中、もう一花咲かせたい!更なる飛躍をさせたい!
というクライアントの希望を叶えるのが要求された仕事内容です。

広告代理店が受ける仕事としてはよくあるパターンです。
ただ、今回の商品に関してはどうも難しく困り果てていました。

商品の機能面に関するアピール力は弱く、
もっと、商品の持つ世界観のようなもので、差別化しなければ・・・

自分の中に足りない何かを求めて本屋に足を運びました。
「困ったときは本屋に急げ!」これが、ボクの合言葉です。

そして今回も、救世主となる本に出会いました!

なぜ、買い続けてしまうのか!―ブランドに愛着を生む「8つの感情」
井上 浩嗣 松野 隆一

東洋経済新報社
2004-04
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そうなんです、ボクが求めていたのは「ブランド論」なるものだったんです。

しかも、このジャンルの本はたくさん出ていますが、
「感情の力」をこれだけ分析していることに新鮮な驚きがありました。

実際の自分の購買行動から考えても非常に理解できます。
『理由はわからないけどつい買ってしまう』ことってありますよね!
これって、「感情の力」が自分をゆり動かしているんだと思います。

著者曰く、大切なのは「思い出されるしくみ」をつくること!
次に、「感情が湧き起こるしくみ」をつくること!

それには、商品をひとことの平易な言葉に置き換えることがポイントです。

で、この言葉が探しにはコツがあるということなんです。

商品のどんな特徴を言葉にしたらいいかというと・・・
●製品特性・・・客観的な事実
●消費者のメリット
●ブランドにまつわるヒト・・・男性、女性、子供、若者など
●ブランドにまつわるシーン・・・どこで、いつ、誰と、なぜ消費するか


そして、本書最大のテーマが「8つの感情」です。

ブランドに対する愛着は、ブランドと結びつく感情から起こるのです。
それは大別して以下の8つです。

@やさしい気持ち
A和やかな気持ち
B自由な気持ち
Cワクワクした気持ち
D立ち向かう気持ち
E禁を破る気持ち
Fリフレッシュした気持ち
Gゆるぎない気持ち


コレだけ見てもなんのことだかよく分からないですよね。
ただ、次の例をみたら、何となく想像できるかもしれません・・・

『やさしさ』・・・クー(飲料)、ミルキー、メリット、マスターカード
『和やかさ』・・・スターバックス、キレイキレイ、JINRO
『自由』・・・レガシイ、マイルドセブン、コロナビール
『ワクワク』…ドンキホーテ、楽天、スウォッチ
『立ち向かう』・・・リポビタンD、Gショック
『禁を破る』・・・ハーレー・ダビットソン、ギャッツビー
『リフレッシュ』・・・キットカット、ブレンディ
『ゆるぎない』・・・水戸黄門、ウーロン茶、アメリカンエキスプレスカード

どうですか?
なんとなくだけど、わかりませんか?
このような実例を題材にして、本書でそれぞれの「感情の力」を解説しています。

いや〜!これは、今回の企画書に十分に使える発想です!
いいヒントを得たので、企画書作成もはかどりそうな気がしてきました。

プレゼンテーションの日が楽しみになってきましたよ!
posted by albert at 03:02| Comment(4) | TrackBack(0) | マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年11月09日

新しいマーケティングの考え方

本に関するコメントを書くのは久しぶりです!

それは、本を読んでいなかったのではなくて、コメントに値する本に
出会えなかったということです。

しかし、久々に『当たり』に出会いました。

お客様を信者に変える!―儲けを生み出す「対話=ダイアログ」のつくり方
細野 晴義

実業之日本社
2004-10
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「ダイアログ(顧客との対話)を作りなさい!」ということ。

今までのマーケティングの考え方はだんだん通用しなくなってきています。
これからは、顧客とのつながりをつくることが非常に重要になってくるのだそうです。

従来のマーケティングが「企業本位・製品本位」(プロダクト・アウト)であったのに対して、
これからは「市場本位、顧客本位」(マーケット・イン)へと変化してきています。

つまり、顧客が主導権を握るということ!


本書に多く登場するのがクラブツーリズムの例です。

クラブツーリズムは、「旅の友」という会員誌を発行していて、膨大な数配送していたのですが、
ある日、多摩川に「旅の友」のまとめた束が捨ててあったのを会員が発見します。
(なんと、配送会社の人が怠慢で捨ててしまったんですね!)

それを見た会員はいたたまれない気持ちになります。

そして、今では会員の有志によって配達されることになったということです。

さ轤ノ、様々なサークルが会員内で発生しています。
そして、その結果その仲良しサークルの会員同士で、
クラブツーリズムを使って旅行に行こう!という行動がおきているんだそうです。

すごいですよね!この好循環は!
クラブツーリズムが生活の一部になっているというか・・・
本書のテーマにふさわしい、とても良い例だと思いました。

このような顧客と企業の良い関係を作り上げるために、
ダイアログ(顧客との対話)というものが重要になるということです。

ダイアログの4原則とは・・・

@公開性の原則
A詳細に説明するという原則
B人間くさいことをするという原則
Cネットワークをつくるという原則



ところで、このコメントを書いている合間に、
web版お客様を信者に変える!を見つけてしまいました。

編集でカットされた部分が、どんどん加えられていくそうです。
これも楽しみですね!




posted by albert at 23:39| Comment(0) | TrackBack(1) | マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年11月04日

『今年のヒット商品』と『来年のヒット商品予測』

「日経トレンディ」を久々に買いました!

この「トレンディ」って部分が少し古い感じもしますが、楽しい雑誌です。

今月号の特集がいいんです!

2004年ヒット商品2005年ヒット予測ランキングです。

その一部を抜粋して紹介します。

【2004年ヒット商品】
1位 冬のソナタ
2位 伊右衛門(お茶)
3位 世界の中心で、愛をさけぶ
4位 アクオス(液晶テレビ)
5位 ipod mini
6位 旭山動物園
7位 ななめドラム式洗濯機
8位 ストッパ下痢止め
9位 黒豆ココア
10位 ドラフトワン


お馴染みの名前が並んでいます。
当然と言えば当然ですよね・・・

しかし、恥ずかしながら6位の旭山動物園が今夏、上野動物園の来場者数を超えていたなんて知りませんでした。
とにかく、楽しませる仕掛けが盛りだくさんなんだそうですね・・・

「黒豆ココア」もそんなにヒットしていたんですか・・・
なんでも、年間20億円売れればヒットと言われている食品業界で「黒豆ココアシリーズ」は80億円売り上げたんだとか!


【2005年ヒット予測】
1位 フェリカ携帯
2位 ポケモン遊園地(愛知万博)
3位 26型20万円ハイビジョン液晶
4位 抗しわ化粧品
5位 次世代携帯ゲーム機(PSP、ニンテンドーDS)
6位 酢ウォーター
7位 ピンポイントお助け薬(ちょっとした不調を解消する薬)
8位 レクサス
9位 ハイビジョンレコーダー(ブルーレイディスク+HD DVD) 
10位 前頭葉賦活(計算力を上げるガンプラ、痴呆を防ぐ旅行など)


ヒット予測は、来年を占う意味で面白いですネ!
実際には、まだ見ぬヒット商品はたくさん出てくるのでしょうが・・・

個人的には10位に興味があります。
確かに、今年も「脳に効く〜」って商品たくさん目にしましたよね。
このブームはさらに広がりそうな予感です。

実は、今回の「日経トレンディ」には、特別付録がありまして・・・

その名も「ヒット商品の設計図」

これも、とても勉強になりましたよ。

商品作りまでの様々なストーリーを知ることが出来ました。
「三ツ矢サイダー」や「具具具シリーズ」(カップ麺など)の舞台裏は特に参考になりました。

こういった特集を組めるのが雑誌の強みですね。
メディアとしての「雑誌」の価値を再確認しました。
posted by albert at 22:15| Comment(2) | TrackBack(0) | マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年11月01日

今、「検索」が熱い!(パート3)

「検索」がこれから面白くなっていくことは、前述の通りでまちがいなさそうです。
そして、様々な人々が知恵を出し合っています。

つい先日も、六本木ヒルズで『検索会議』なるイベントがあったようです。
検索技術の未来を考える、とても楽しそうなイベントです。

これは、ボクのお気に入りサイト百式を運営する田口元さんとPassion for the Future運営の橋本大也さんというゴールデンコンビが定期的に開催しているイベント「無敵会議」のひとつのテーマです。

ボクも参加したいと思ったのですが時間が合わず、参加できませんでした。残念!

この中で、橋本さんは「あらゆるものが自動認識され、記録され、関連付けられ、検索されてしまうという世界60億総検索時代に突入する」との見解を述べていたそうです。
すごい時代ですよね〜!

田口さんは、現在の検索技術の例として次のようなものを紹介しています。
・検索結果をエクセルデータのようにソート・並び替えできるSnap.com
・RSS検索のFeedBackBulkfeeds
・メールを書いている時であればそのメールの内容に関連した情報を自動で検索するBlinkx
他にも、「言語以外の検索」として、正面・側面・上面と3つの視点から書いた2Dの絵を元に3D検索する「3D Model Search Engine」など・・・

どれも、面白い!検索の未来形ですよ!

さらに、参加者のアイデアが面白いんです!
これから、あったらいいと思う検索技術として様々な意見が・・・

検索結果を見た時の汗や声、心拍数といった情報を利用して、多くの人を興奮させた情報のランク付けを行なう「テンション検索アルゴリズム」
日々のひとりごとを収集して悩み解決の糸口を探る「ひとりカウンセリングアルゴリズム」
などなど・・・

う〜ん、素晴らしいです!
ホントに参加してみたかった〜!!
posted by albert at 00:02| Comment(0) | TrackBack(0) | web | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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