2005年12月02日

これからの時代の「会社のしくみ」

最近、「これからの仕事のあり方」や「これからの会社のあり方」に関して考えることが多くなりました。

ここ5年くらいで世の中はとっても大きく変わったように思います。

当然、会社も世の中の変化に合わせて変わっていかなければ生き残れません。

そんな思いを、よりいっそう強くする一冊に出会いました。


447837497X会社のしくみは変えられますか?
鈴木 貴博

ダイヤモンド社 2005-10-28
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「大企業が優位である時代は終わった!」

…そんなメッセージからこの本は始まります。


かつて、取引コストなどは購買規模が大きいほど下がっていくので大企業は有利だったのだが、今では小さな企業でも同様の低いコストで入手できるようになった。
(たとえば、ボールペンでもアスクルやオフィスデポで調達できる)

他にも、研究開発などにおいてもインターネット上仮想チームによる研究開発を行なうことができるし、
論文や研究成果を検・入手することが容易になった。
これにより大企業の優位性は失われるつつある。

これからは「持たざる経営」へとシフトしていくべきであり、
外部に業務委託していくことが変革の入り口としては有効だ・・・

…そんなことを著者は述べています。


さらに、

「取引先を絞り込み、運命を共にする」

という考え方を企業が持つことを筆者は推奨しています。

このことを説明するために日産自動車の例があったのですが
これが、ボクには非常にわかりやすかったです。

あのカルロス・ゴーン氏のリバイバルプランというもののひとつです。

部品調達コストを20%下げることを目標にした。
でも、購買部の反応は「そんなことは絶対に無理」というものだった。

しかし、ゴーン氏は全く別次元の着眼点で捉えていた。
それは、つまりこういうこと…

まず、プラットフォームの種類を24種類から15種類に減らすことで、共通化できる部品が増えたり、同じサプライヤーに作らせることができる部品が増える。

その上で、それまで1145社あった部品メーカーの数を半減させ600社に絞り込む。

これにより、取引先として残ることができたサプライヤーにとっての日産の取引量は大幅に増え、
取引量が増えれば結果的にコスト削減を行なうことができる・・・
半分のサプライヤーを失うことで、残り全体を生き残らせることを選択した。

…なるほど〜! 非常に合理的です。


そのほかにもいくつもの改革をゴーン氏はやってのけて日産は見事に息を吹き返したのですね。

まさに、発想の転換ですね!


発想の転換といえば・・・
アップル社の発想の転換例を解説した部分なんかも、この本の中にあって興味深く読めました。

「ipodシャッフル」
曲名などを表示するためには、ついていたほうが便利なはずの液晶パネルがついていない。
でも、ランダムな音楽が演奏されるという「新しい体験」をファッションにして、
さらにコスト削減にもつながった。

「iMac」
フロッピーディスクドライブなど搭載されていないものがいろいろとあったが、
アップル社は、「そういったものが搭載されていないことこそがインターネットライフなのだ」
という発想の転換を打ち出すことで、大ヒット商品になった。

…う〜ん、アップル社の戦略がいかに優れているかがよくわかります!

「力点を置くべきなのはどこか?」って考えるときのヒントになります。



他にも具体例はたくさんあって、とても示唆に富んだ内容の本でした。

本当に時代は大きく変わりました。
と、いうより「変わりつつある」ですね。

会社も人も大きく変わらなければいけないんだなぁ・・・

この本は、いろいろと考えるきっかけをボクに与えてくれました。
posted by albert at 01:26| Comment(0) | TrackBack(1) | 経営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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