2007年05月27日

「ニセ科学」について

「ニセ科学」という言葉を最初に耳にしたのはユーチューブの映像でした。(NHKの視点・論点「まん延するニセ科学」)
これは既に削除されているのですが、ココにそれをテープ起こしした内容がそっくり掲載されています。

「ニセ科学」…まずこの言葉に惹きつけられました。
自分の中にあったモヤモヤとした気持ちを言葉にしてくれたものだったからです。

大阪大学の菊池誠教授が冒頭でマイナスイオンやゲルマニウム…その他の具体例を次々と示していきます。

「なぜ科学的な根拠のないものを科学として受け入れてしまうのか?」
そして、「それのどこが問題なのか?」

小気味良いテンポで教授は語っていき、その内容にいちいちボクは納得していました。


そして、「プラスイオンは身体に悪くてマイナスイオンは身体に良い」
…みたいに単純な理解をしてしまいがちな風潮に対してつぎのように斬り込みます。


なんでもかんでも単純な二分法で割り切れるなら簡単でしょう。
しかし、残念ながら、世界はそれほど単純にはできていません。
その単純ではない部分をきちんと考えていくことこそが、重要だったはずです。
そして、それを考えるのが、本来の「合理的思考」であり「科学的思考」なのです。
二分法は、思考停止に他なりません。


非常に明快だと思いませんか?

ボクもこの分野(ニセ科学)関連の書籍などももっと読んでみて、もう少し突っ込んだところまで知りたくなりました。



ところで、最近のスピリチュアルブームなども危なっかしい感じがするのです。

最初は遊びのレベルだったように見えたこのブームも、何だかそのレベルを超えているような感じがするのです。

スピリチュアル…というのは科学などとは一線を画した、固有の世界観のようなものだと思っていました。

ところが、
「統計的に…となっているのです」
「科学的に…なのです」
「事実は…なのです」
…みたいな言葉がその類のTV番組や雑誌の対談記事に出てくることがあり、それを目にしたり耳にしたときに非常にいやな気持ちになりました。

「こんな発言をした場合には、ちゃんとした裏付けデータを示さなくてはいけないんじゃないか?」
…なんて考えてしまいます。
語り部の真剣な眼差しと言葉の魅力で話をぐいぐいと引っ張っていっているので、そこにつっこみを入れ、話の腰を折ること自体が悪いことのような雰囲気です。

そして最初は興味本位で近づいたであろうそのような世界観に、どんどん惹きこまれて、いつしかその世界観が自分の行動の主軸とまでなっているような人がいます。

そして、彼ら(彼女ら)も同じようなことを述べるのです。
「これは科学的に証明されている! これは事実だ!」

自分がそういった世界とは距離を置いておけばいいだけ…って思っていましたが、
世の中にそんな人が増えすぎてしまったら、なんだかつまらないなぁ…と最近は感じるようになりました。

そういうわけで、
「科学の本当の魅力を知って欲しい!」
「ニセに対する免疫力をつけて欲しい!」
と訴える菊池教授のその活動はとても意義深く感じているのです。




【参考リンク】

アサヒコム 紙上特別講義 
ニセ科学1
ニセ科学2
ニセ科学3

ニセ科学入門

kikulog(菊池教授のブログ)

ニセ科学関連文書

posted by albert at 15:52| Comment(2) | TrackBack(1) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月03日

「理系」「文系」の進路選択を振り返る

今日、電車の中で高校生らしき2人組が、理系に進むべきか文系に進むべきか…なんて会話をしていました。
大きな声で話していたので、自然と耳に入ってきました。
聞いているうちに、なんだか懐かしい気持ちになりました。

そういえばボクも…進路が理系と文系に分かれるときには、大いに悩みました。

…でも、明確な将来像なんて描くことができなかった当時のボクは、さんざん悩んだ末、
好きな科目の多い「理系」を選択したのです。

古文・漢文なんて苦手どころか、教科書を見るのも嫌でした。
それに比べたら数学の問題を解くことのほうが圧倒的に楽しかったのです。

選択理由はそれだけです。

その後、ボクは理系の中でも「地学」なんて専門職の強い学科を選んだわけですが、早い段階で挫折してしまい、その道を極めることにはなりませんでした。

…そして、今ボクは広告屋です。
もうちょっとだけ詳しく言うと、広告代理店の営業兼マーケティングディレクターです。

そんなボクはあの時、理系を選んで果たして正解だったのか?
…仮にそう質問されたとしても、ボクは答えに窮してしまいます。

長い時間が経つと、その間に影響する因子が多すぎて、今の自分に何がどう影響したのかを分析するのが難しいからです。


いくつもの岐路があった中からすると、「文系」「理系」の選択はボクにとって実はそんなに重要ではなかったかもしれません。

そもそも「理系」・「文系」という枠なんか超えてしまって、好奇心の向いた方面を勝手気ままに勉強したほうが楽しかったし、そうしたことのほうが実生活で役立っています。

でも、学生時代の勉強も役には立っています。
具体的にどこがどのように…とはっきりは言えないのですが、場面場面でいろいろと役に立ってくれているようです。

ただ、そんなことより「あきらめないことでなんらかの成功体験得た」ことや「トランス状態近くまで没頭する快感を覚えた」なんてことこそが、全ての基礎学習から得られる大きな特典だと思います。

社会に入って次々と新しいことに取り組んでいくには、自信を持たないとできませんし、ある程度の根気も必要ですからね。

「理系」「文系」の選択は充分に悩むだけ悩んで決定したら、あとはわき目も振らずに勉強するのがいいのだろうと思います。
この経験そのものが、将来活かされると思います。


今回は,このブログを読む可能性が最も低いであろう高校生向けの内容のようになってしまいました…

成績のぜんぜん良くなかったボクがこんなことを言っても、説得力はないのでしょうが… まぁ、参考までに。




posted by albert at 01:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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