2004年10月09日

飛躍する企業になるために

名作中の名作を、読み終わりました。

その名も・・・

ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則
ジェームズ・C. コリンズ 山岡 洋一

日経BP出版センター
2001-12-18
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2001年発行ということなので、世に出たのはもう3年前になります。
発行当時から少し気になっていましたが、優先順位は低く設定していました。
結果、今頃になって読んだ訳ですが、その時期に関しては少し後悔してます。

とても大切な情報、そして信頼できる情報が満載なので、
もっと早く読むべきでした。
本当に良い本です。

内容は、調査結果レポートといえるもの・・・

偉大な企業へ飛躍し、かつ持続している企業を、
そうではない企業と比較し、徹底的に調べ上げて規則を見出したものです。
(前作は、最初から偉大な企業を取り上げていた)


5年間にわたって、膨大な数の企業を調べ上げています。
そのスタッフ数もまた相当な数で、検証に次ぐ検証をされて出来上がったのがこの本。
とても、貴重な本なのです。

著者が完璧に先入観を取り払うことはできないにしろ、
基本的にはデータ重視のレポートです。
新発見も多く見受けられます。
・・・つまり予想に反した結果となったということです。

本書では各章ごとに要約があるのですが、
今回はそれをさらに、以下のように強引に要約してみました。

@リーダーシップ
・リーダーは、個人としての謙虚さと職業人としての意志の強さをあわせ持っている。
・成功したときは、成功の要因を外に探し、結果が悪かったときは自分に責任があったと考える。
・成功の要因は個人の偉大さではなく幸運と考えている。
・・・「第5水準の指導者」

A人選
・最初に人を選び、その後に目標を選ぶのが重要である。
・偉大な企業の経営陣は、最善のこと答えを出すために活発に議論し、方針が決まれば利害を超えて全面協力する人たちで構成される。

B現状把握
・もっとも厳しい現実を直視することが大切。
・社風として上司が耳を傾けるようにする。
(具体的には、強制はせずに対話と論争を行なう。非難はせずに解剖するなど・・・)
・どれほどの困難がぶつかっても、最後に必ず勝つという確信を失ってはならない。

C戦略
・偉大な企業になるには、3つの円が重なる部分を深く理解し、単純明快な概念を確立する必要がある。
・3つの円とは・・・
【1.自社が世界一になれるもの】
【2.経済的原動力になるもの】
【3.情熱を持って取り組めるもの】

D規律
・偉大な業績を維持するためには、みずから規律を守り、規律ある行動をとり、3つの円が重なる部分を熱狂的に重視する人たちが集まる企業文化をつくる。
(「一生に一度の機会」でも、3つの円が重なる部分以外であれば、飛びつかない!)
・一貫性のあるシステムを守る人たちが必要であるが、システムの枠組みに自由と責任が無ければならない。

E技術
・どの技術分野においても、その技術が3つの円に適合したものかどうかである。
・偉大な企業の80%は飛躍の要因に技術を上げていない。
(技術が急激に変化する時代にも「這い、歩き、走る」方法がきわめて効果的である。)

F循環
・偉大な企業への飛躍は、外部から見ると劇的で革命的だと見えるが、内部からは生物の成長のように積み重ねの連続である。(魔法の瞬間はない!)
・巨大で重い弾み車を回転させるのに似て、当初はわずかの回転に相当な努力が必要だが、一貫性を持たせて押し続ければ突破段階に入る。



この著者は、「一億ドル積まれてもこの出版をとめることはできない。」と冒頭で言っています。
これだけの時間をかけて強い思いで作った力作だから、本当に世の中に知らしめたいという思いが全てなんだと思います。
とても、充実した読書時間でした。必ず今後に生かしていきたいと思います。
posted by albert at 20:23| Comment(0) | TrackBack(1) | 経営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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