2005年04月27日

企画に役立つ情報集

久しぶりに企画関連の本を読みました。


企画魂―プレゼン兄貴のかけこみ企画書相談室
竹島 慎一郎

アスキー 2005-04
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著者の本は何冊も読んだことがありました。
新刊が出たと知り、書店で見つけて飛びつきました!

企画やプレゼンに関する力を上げるための具体的なアドバイスが満載で、ボクにとっての新発見もたくさんありました。

7つのステップに分けて説明がありました。
それぞれの気になった箇所を少〜しだけ紹介しておきます。


@打合力…打ち合わせで、相手が最も言いたいことを聴き取る力

・クライアントの物語を引き出すには、3つのステップが必要!

 1.日常の生活や自分の殻から進んで出て行く、越境。
       ↓
 2・少しずつ心を開いていって、相手を理解できるようになる。
       ↓
 3.境界なんてものは、そもそもなかったと気づく

・相手の物語を書き写していくことが肝心。

・頭にあるイメージをノートに写すときは「書く」より「描く」がふさわしい!

・初期段階で、これらのイメージによる理解を、一度言語による理解に置き換えて企画の骨子をまとめておく!


A仮想力…いろいろな可能性から企画の仮説を立てる力

・違う分類のものでも,持っているイメージの一部の類似性で結びつけてみる。

・目先を換える考え方
「他の用途に使えないか」「応用できないか」「変更したら」「拡大したら」「縮小したら」「代用したら」「再構成したら」「逆にしたら」「組み合わせたら」


B物語力・・・企画の全体像を描き、コンセプトを構築する力

・かき集めた断片を、その人の気持ちをすくいとって、いま何を望んでいるかにサッと光をあてて、それまで見たことのないようなものを差し出してあげるのが企画。

・アイデアはできるだけたくさん出す。
 (10や20なら割と考えつくが、100の大台までなると、どこかで頭の切り替えを行なったり、発想を大胆に換えたりしないとそうは出てこない!)

・発想法では、ずっと気にかけている状態を持続するプロセスが重要。


C遊戯力・・・遊んでいるように楽しくアイデアを発想する力

・積み上げた専門「知識」+日常生活の何でもない「知識」
・・・さらに、何気なく入ってくる「情報」が掛け合わさったりしてアイデアは生まれることになる。

・アイデア発想の5ステップ

 1.資料集め
   ↓
 2.資料の加工
   ↓
 3.孵化段階
   ↓
 4.わかった!
   ↓
 5.アイデアの具体化

 中でも、4の孵化段階が重要! 問題を全て忘れ、問題をできるだけ完全に心の外に追い出す!

・さらに、アイデアを得るために大切なことは次の2つのポイント

 1.企画とは全く関係ないことをしてみる
 2.言葉ではなく、イメージでものをとらえなおしてみる


D図考力・・・図で考え、図解入りの企画書でまとめる力

・「作る視点」ではなく「見られる視点」で考える

・紙に鉛筆を置くときには、既に描かれている絵があるように描く・・・画家のように

・図解は、ユニット数は? パターンは?で考える。この場合のパターンは以下の6種類12パターン。

 1.列挙型・交差型
 2.外周型・回転型
 3.拡散型・合流型
 4.展開型・上昇型
 5.階層型・区分型
 6.対比型・相関型


E惹句力・・・人の心を惹くコンセプトワードを魅力的な言葉で書き上げる力

・物語を描くには、物語を読んでいることに勝ることはない。

・誰か著者を一人を決めてその人の全集から日記から全部読む。
もしくは、気に入った同じ本を何度も繰り返し読むのが効果的!


F思描力・・・企画書の全体像を思い描き、ストーリーとしてプレゼンする力

・企画書は「腰のくびれ」が大事!・・・企画の中盤にあるコンセプトワードがギュギュっと凝縮されている感じがイイ!




さらに、本書では役立つツールの紹介がいくつもありました。

中でも、気になったのはインスピレーションとういうマッピングソフトです。

噂には聞いていましたが、なんだかとても役立ちそうです。

そうは言っても、決して安いものではないので、まずはフリーソフトで思考支援ツールなるものを試してみようと思い、本書には載っていなかったんですが、IdeaFragment2というソフトをダウンロードしてみました。

まだ使い始めたばかりですけど、視覚的にアイデアの断片をグルーピングしていくことができて、なんとなく世界が広がっていきそうです。
もう少し使いこなしてみて、良かったら改めて紹介します!


他にも様々なツールの紹介があり、本書からはたくさんの情報を得ることが出来ました。

著者のホームページにて、これらのツール見本や企画書見本を今後掲載していく予定みたいです。

こちらも、楽しみです!
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2004年11月18日

本当に役立つアイデアのヒント

「本を選ぶときは、目次を重視すべき!」って、最近の経験から勝手に作ってみた鉄則でしたが早くもこの鉄則は崩れました。

アイデアのヒント
ジャック フォスター Jack Foster 青島 淑子

ティビーエスブリタニカ
2003-01
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この本の目次の羅列すると・・・


・もっと楽しもう
・自分を信じよう
・「その気」になろう
・子供に戻ろう
・「知りたがり」になろう
・笑われることを恐れるな
・「考え方」のヒント
・いろいろなものを組み合わせてみよう
・質問を変えてみよう
・情報をかき集めよう
・とにかく数で勝負しよう
・いったん全部忘れてしまおう
・ひらめいたら実践しよう


これだけ見ると、よくあるアイデア関連の本だなぁって思って退屈な印象を受けてしまいます。
実際、以前この本を手に取ったときはそう思って購入の選択肢から外していました。

でも、しばらくして中面を読んでみる機会がありました。
人との待ち合わせのときの立ち読みだったでしょうか・・・

3分の1ほど読んで、この本のすごさに気づき、結局買いました!

何がすごいかって?
それは、もう、とにかく具体性のあるヒントの連続なのです。

どんな感じかを知ってもらうために、
例として「いろいろなものを組み合わせてみよう」という章の中から一部を抜粋します。

製品やサービスの利点を宣伝するために・・・何かにたとえてみる
その製品やサービスを人間にたとえると、どんな人になるとか? 男? 女? トラックの運転手? 画家? バスケットボールの選手? その人はどんなことをしゃべるだろうか? どんな行動をとるだろうか? 動物にたとえたらどうだろう? どんなどうぶつになるだろう? 製品をもっと小さくしたら? 大きくしたら? 形を変えたら?色を変えたら? 軽くしたら? 重くしたら? 包装を変えたら? 強度を二倍にしたら? サービスのスピードをもっと上げたらどうだろう? もっと安くしたら? もっと便利にしたら? もっと気軽に使えるようにしたら? もっと遅くしたら? もっと値段を高くしたら? もっと使いにくくしたら? もっと効率を悪くしたら? 製品やサービスから何でも好きなものを減らせるとしたら、何を取り除くだろう? 火星人の彼女に紹介するとしたら・・・

まだまだ、ず〜〜っと続きます。

事例が10個くらい並んで、「・・・というような要領で考えるのです」って書いてある本はよくありましたが、ここまで徹底してヒントを列挙している本は少ないのではないでしょうか。

最初、読んでいてうるさく感じたこのヒントですが、今抱えている問題にとっても役立つことがわかりました。

シンプルなタイトル、シンプルな目次、シンプルな表紙であるがために、忘れていた存在の本でしたが、読み終えた後でもう一度表紙を見たらとっても輝いてみえました。

目次も読み終わってから、改めて見ると価値が出てきます。
早速、コピーして手帳に貼り付けました・・・




posted by albert at 01:28| Comment(6) | TrackBack(2) | 企画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年10月20日

「企画書」を作るなら、やっぱり基礎が大事!

今回は、前回に引き続き「企画」を基礎から勉強しなおそうと考えました。
まずは、「企画書」作りから・・・

「企画書は、場数を踏んで鍛えられる!」
これは一理あるとは思いますが、基礎を学ばなければ逆効果になる気もします。
何が良くて何が悪いかとういう判断基準は持っている必要があると思うのです。
そこで、基礎を学んでおく必要はやっぱりあるはずです。

先日、本屋でしばらく立ち読みをした結果、これぞ「企画書」作りの基本書と言える本に出会いました。

誰でもわかる企画書のつくり方―すぐに使えるプロのノウハウ実践講座
村山 涼一

ぱる出版
2004-10
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著者は、「企画書」を作ろうと思った時に、以下の4つの情報を集めれば十分だと言っています。

@市場状況→規模はどの程度か? 成長性は?
A顧客状況→どんな層が顧客か? 今後の拡がりは?
B競争状況→どんな競合がいるのか? それぞれのシェア、地位は?
C選択状況→選べれている理由は? どういう風に利用されているのか?



そして、以下の問いを回答していくと、あら不思議・・・
企画書が出来上がってしまうのです!

a.基本的な戦略
戦略の概要を簡単に言うと・・・
どんな商品か?(商品戦略
いくらで売るか?(価格戦略
どこで売るか?(流通戦略
どう売るか?(プロモーション戦略


b.ポジショニング
商品・事業をどのように価値づけるか?
(そのようにした設定した理由)


c.商品戦略
ポジショニングをさらに具体化すると?(機能
機能から得られる利益は?(ベネフィット
一言で商品を伝えると?(コンセプト
展開にあたり注意することは何?(留意点
名前をつけると?(ネーミング案


d.ターゲット戦略
誰をターゲトにするのか?
その数はどの位と推定できるか?


e.タイミング戦略
どのタイミングにどのくらいの力を注ぐか?
その狙いは?



f.チャネル戦略
どこで売るのか?
それはなぜ?


g.エリア戦略
どのエリアに力を注ぐのか?
それはなぜ?


h.営業戦略
どのクライアントに対してどう攻めるか?(項目立てて考える)

i.プロモーション戦略
全体の戦略はどのようにするか?
広い範囲にどう知らせるか?(PR戦略
広告反応のある顧客には?(広告戦略
購買可能性のある顧客には?(SP戦略


以上、かなり著者の説明を加工していることもあり、
多少、強引にまとめてありはしますが、要点はこうなると思います。

著者(村山さん)の表現はとても親しみやすく、わかりやすいので、その他の著書も読んでみたいと思いました。
村山涼一のwebセミナーも発見しました!とても参考になります!
「今日見たすごい企画」の今後が楽しみ・・・
posted by albert at 00:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 企画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年10月16日

「企画」に対する心構え

ボクは広告代理店の企画営業という立場上、「企画書」は随分と作ってきました。

最初のころは、今考えるととても恥ずかしい企画書を作っていたと思います。

で、今はどうなのかと言えば・・・
我ながら素晴らしいと思える出来のときもあれば、そうでもないときもあります。

つまり、まだ安定していないのですね・・・

そこで、もう一度、初心に戻って「企画」のことや「企画書」のことを考え直してみようと思いました。

手始めに読んでみたのがこの本です。

企画力 「共感の物語」を伝える技術と心得
田坂 広志

ダイヤモンド社
2004-03-11
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大正解でした!

「企画」というものに対する考え方を、しっかりと身につけられるとても良い本です。ほとんど納得してしまいました。
蛍光ペンで線を引きながら読みました。

著者は最初に言っています。
「企画とは人間と組織を動かす力である。
そして企画とは実行されて初めて企画と呼ぶ。」


...なるほど、提案してからが始まりなんだなぁ。


そして、著者は面白い例えをしてくれます。
「最高の企画書」は「最高の推理小説」である!

これは、どういうことなんでしょう?

表紙を見ると、手にとって読みたくなる。
そして1ページめくると、もう1ページめくりたくなり、次々とめくって読み進んでしまう。
面白くて楽しい!
読み終わった後も心に残る・・・

著者が言う「推理小説」というのは、そういうことです。


そして、最重要なのは表紙。
タイトルで「企み」を力強く語ることがとても大切なのだそうです。
ここから物語りは始まり・・・
「企み」の背景にあるビジョン→「企み」を翻訳した「目標」
さらに、戦略→戦術→行動計画と順を追って続いていく。

ただ、ここで重要なのは読み続けてもらうことです。
それには、「自問自答」のスタイルが効果的のようです。

実は、この本も全て「自問自答」のスタイルが貫かれているので非常に読みやすいと思いました。

「自問自答」スタイルのイメージとして、本文より一部抜粋します。

“IT革命で何が起こるか。
「顧客中心市場」が生まれる。
では、その市場では、何をなすべきか。
「古い中間業者」から「新しい中間業者」に脱皮する。
では、いかにして「新しい中間業者」へ脱皮するか。
「販売代理」から「購買代理」のビジネスモデルへと転換する。
ではいかにして・・・・”

確かに、「問題」→「回答」→「問題」→「回答」→・・・という形になっていますよねぇ。
うん、これは、話に入り込みやすいと思いました。

さらに、提案先の担当者を説得するのではなく背後にいる「組織」を説得することであるとか、顧客に対して「明確な仮説」を持って「腹の据わった企画」を立てることの重要性が書かれていました。

著者の表現方法もとても勉強になります。
図解などまったく使っていないのに、とてもわかりやすく、どんどん引き込まれる文章なのです。
この本そのものが「企画書」的だと思いました。

これを機に、また新たな企画の修行を積んでいこうと思います。


posted by albert at 02:09| Comment(4) | TrackBack(4) | 企画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年09月19日

考える道具

アイデアを創出する力は、多くの知識と過去の長い経験から得た総合力だ!
だから、そう簡単に身につくものではないって、ボクはそう思っていました。

でも、この本を読んだら急にアイデアが出てきそうな気になりました。

考具―考えるための道具、持っていますか?
加藤 昌治

ティビーエスブリタニカ
2003-03
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これは、博報堂(広告代理店)の加藤さんが実際に自分で使っている「アイデア・企画」を考えるためのテクニック集のようなもの・・・
この手の本は過去に何冊か読んだことがあったけど、これだけ具体的だと行動をおこしやすい。

たとえば、こんなのがありました・・・

「今日は赤!!」って決めたら徹底的に赤を意識して街を歩く、そうすると普段気にしなかったものを意識することになる。そして一見関係のない別々のもの(赤いもの同士)が頭の中で結びついて何かが生まれてくる!
もちろん、色だけじゃなくて、形だとか音だとか・・・
なんか、これって使えそうです!

他にも、考えるためのテクニックが詰まっているので、早速、今日からちょっとずつ使ってみよう!


posted by albert at 14:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 企画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年09月17日

アイデアを生み出す力

アイデアに関わる本も、ずいぶん増えましたね。
そんな中でも、実践的で読みやすい本を購読しました。

齋藤孝のアイデア革命
齋藤 孝

ダイヤモンド社
2004-02-06
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「声に出して読みたい日本語」がベストセラーになって以来、彼の本は何冊か読んでいるけど、この本も期待を裏切らない充実した内容でした。

著者曰く、アイデアの基本は「ずらす」と「つなげる」

「ずらす」というのは、例えば「富山の置き薬」のような伝統商法を今風にずらしてみて、「オフィスグリコ」(オフィスにガムやチョコの入った箱を置いて、商品補充と代金回収を行なう)を開発するようなこと。

「つなげる」というのは、ラーメントランプ(知らなかったが結構流行ったらしい)のように、‘ラーメン情報’と‘トランプ’という定番商品をつなげてみることなんかを意味しています。

他にも、この本では実例がいっぱい登場する。
具体的なアイデアやヒット商品に対して、筆者独自の鋭い分析がおもしろい。

例えば、ひと昔前に流行ったプリクラのヒットに関しては・・・
人間関係が希薄になった現代だから、「友だち」との共通な思い出や充足感をそこに求め、支持を得ていた。
さらに、「プリクラ」は低機能で画質が荒く、適度にボケていたりすのが、逆に人を和ませることになっていた。
一時、渋谷界隈の女子高生間で流行したヤマンバスタイルもプリクラできれいに撮るための化粧だったのかもしれない・・・
というような調子です。

実例が伴う話は、とても面白い。
これからも、具体例いっぱいの本を探していきたいです。


posted by albert at 01:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 企画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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