2004年12月07日

絶好調なネット広告

現在、インターネット広告は順調に伸びています!

本日の記事によると、9月のネット広告は総額6億9620万ドルに達したとのこと…
(1ヶ月間ですよ、念のため…)

で、気になる広告費のトップ3企業は…
デル、ヒューレットパッカード、IBMだそうです。

ま〜、お馴染みの企業ばかりですね。

依然として広告主は同業種(ハイテク業界)が中心のようです。

広告費の成長率をみても、2004年1月から9月にかけての統計調査では、
前年同期を、25.8%も上回っています。
他のメディアと比較してもインターネット広告はダントツです!


…と、ここまでは米国の話だけど、
さて、日本の場合はというと…

2003年度の統計調査で、インターネット広告1183億円
なんと、前年を40%も上回っているのです!!
やはり、日本でもネット広告は好調のようです。

これは、検索連動型広告(オーバチュアアドワーズほか)などターゲットを絞り込める広告が非常に評価され、
新規でインターネット広告を始める企業が増加しているが大きな要因のようです。

インターネット広告の特徴のひとつとして、効果を計測しやすいということが挙げられます。
これによって将来に向けての広告計画が作りやすくなりました。


広告計画を立てるときには、まず最初に広告の達成目標を確認することから始めます。
そして、この目標に対する達成度が「効果」ということになります。

ここで言う「広告の達成目標」は、商品の売り上げをあげることであったり、会員を獲得したり、広く認知させることであったり・・・実に様々です。
そして、そのそれぞれに対してより具体的な目標設定が必要です。(数値目標など)

インターネット広告はそういった多くの目標達成度の計測を可能にしました。

さらに多くの広告形態を開発して進化を続けてきました。

つまり、技術に支えられた広告なんですね。
今後も新しい技術開発が進むものと思われます。

この辺を、基礎からきっちり勉強したい方には、ズバリ!インターネット広告のひみつがお薦めです!!
【関連する記事】
posted by albert at 01:24| Comment(0) | TrackBack(2) | 広告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年12月02日

「コミュニティ・マーケティング」が大切なわけ

先日、ソーシャルネットワーキングの本を読んでから、
コミュニティ・マーケティングに興味を持ちました。

この手の本なら、最新のものを…
ということで、この本を買いました。
(最新といっても6月発行ではありますが…)

「コミュニティ・マーケティング」が企業を変える!―広告はなぜ効かなくなったのか?
NTTメディアスコープ エヌティティメディアスコープ=

かんき出版
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サクサク読める本でした!
「通勤の一往復+α」で読み終えてしまいました。

ソーシャルネットワーキングに関する記述はなかったものの…
導入部分にあった、「なぜ、今、コミュニティ・マーケティングが大切なのか?」
に対する答えがとても納得できるものでした。

自分流の勝手な要約で振り返ってみましょう・・・


企業の声は消費者に届きにくくなってきた。

かつては、企業の声こそ唯一の情報であり、
消費者は情報の受動的な受け手だった。

そして、都合の良い情報を発信することで、
消費者の行動をコントロールしていた。

…ところが、状況は一変した!!

今や、消費者は自ら情報の発信者にもなり、
自主的に必要な情報だけを収集するようになってきた。
メディアは、情報収集のためのツールになった!

さらに、消費者たちは消費者同士で情報交換したりして、
その会話の中から、欲しいものが生まれたりするようになった!


・・・もう、今までのような広告展開などでは通用しなくなってきているんですね!

ここでさらに、「消費リーダー」が時代とともにどう変わっていったのか・・・
ということも、整理しておく必要があります。

1950年代〜1960年代「家庭の時代」
この時代は、情報の発信元が父親からテレビに替わっていき、電気洗濯機や電気釜などの耐久消費財が売れた。
家族の絆が重視された時代。

1970年代前半「男の子の時代」
団塊の世代(1947年〜1949年生まれ)が若者になった。
まだ、このころは子育ても男女間で異なり、男の子に対する将来に向けた期待が大きかった。
ヒット商品もスクーターやステレオコンポなど。

1970年代後半〜1980年代前半「家族(夫婦)の時代」
団塊の世代が結婚適齢期になり、夫婦を中心とした家族がリーダーとなってきた。
プリントゴッコや布団乾燥機・ウォシュレットなど…

1980年代後半〜1990年代「女の子の時代」
すでにこの時代から消費リーダーが見えずらくなってはいたが、女の子がかろうじて元気だった。
OL→女子大生→女子高生→女子中学生へと移り変わっていった。
ポケベルやポケットボードなど…

2000年以降「消費リーダー不在の時代」
ここに来て、消費者リーダーは誰か見失いつつある…


・・・確実に、消費リーダーは移っていってますよね!

著者は、現代において特定世代の人が消費リーダーとして登場するのは考え難いと言っています。

では、誰がリーダーになっていくのか?

おそらく、1950年代の消費リーダーが「家庭」であったように、「家族」とか「地域」、「趣味」、「教養」といった共通の目的を持ったグループ(コミュニティ)のようなものになる・・・と言っているのです。

本書にあるコミュニティを生かしたビジネス事例は、新しい時代の到来を予感させてくれます。

「企業は消費者とコラボレーションをする関係に移行すべきである」などの著者の言葉は、とても重みのある言葉です。

「コミュニティ・マーケティング」について、もっともっと勉強したくなりました。
良い機会をこの本が与えてくれたのですね。

やはり、本との出会いは大切です!!


posted by albert at 01:08| Comment(2) | TrackBack(1) | マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年11月28日

ソーシャル・ネットワーキングって何?

名前だけは知っているけど、実際どんなものなんだろう?
そう思っているモノやサービスは数多くあります。
ソーシャル・ネットワーキングもそうでした。
ボクも縁あって、紹介してもらったので関連本を買ってみました。

早わかり 図解&実例 よくわかる!ソーシャル・ネットワーキング
山崎 秀夫 山田 政弘

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この本によると、ソーシャル・ネットワーキングは、
「ネット発の人脈作りによる新しい社交のあり方」と定義しています。
そして、ソーシャル・ネットワーキングを提供するサービスをソーシャル・ネットワーキングサービス(以下SNS)と呼びます。
いわゆる「出会い系サイト」とは異なります。
何が違うかというと、ポイントは「紹介制によるコミュニティ」であること。
紹介がないと基本的には登録できないのです。(例外もあります)

インターネット上のコミュニティといえば、2ちゃんねるのようなスタイルが代表的なものでした。
「2ちゃんねる」のような匿名掲示板は、日本のインターネットの発展に大きく貢献したことは間違いないのですが、一方で、誹謗中傷合戦や直接名指しの批判などもあり、結果的に「コミュニティ」のイメージを下げてしまった負の一面もありました。

SNSでは、ユーザー同士の信頼関係がうまく結ばれ、結果的に非常にうまくいっているんですねぇ。

本書で紹介されていたSNSは代表的なものばかりでしたので、
その一部を、抜粋&まとめてみました。(少々、加筆あり)

Friendster
SNSの草分け的存在。
世界で最大の約700万人の参加者を誇る。(2004年8月現在)
【特徴】
見知らぬ参加者同士の社交の場はない。
仕組みは非常にシンプルで、友人とのメッセージ交換用の掲示板がある程度。

Orkut
検索エンジンで有名なグーグル社の社内ベンチャーとして誕生。
日本の多くのSNSのモデルになった。
2004年10月現在で約200万人(4月には40万人だった)
【特徴】
「知り合いのランク付け」の仕組みがある。
(「出会ったことがない」「知り合い」「友人」「良い友人」「最高の友人」
さらに、「この人のファン」「三段階の冷静さ度合い」「三段階の魅力度度合い」などもランク付けできる)
参加者はブラジル人が約5割(日本人は2%弱)

GREE
日本で最初に立ち上げたSNS。
その後のインターネット業界に非常に大きなインパクトを与えた。
今まで田中良和さん個人で運営されていたが、12月7日より、「グリー株式会社」が発足することなる。(楽天が10%出資)
mixiと並んで、日本最大規模。
【特徴】
インターネット上での社交をイメージしている。
対面での交流が時間的・物理的に難しいという壁を越える方法というののが基本的思想。多くの企業や大学が組織的に参加している。

mixi
求人サイト「FIND JOB」を運営する株式会社イー・マーキュリーが2004年3月に立ち上げた。
ユーザ数は約18万人で、規模は国内第一位。そして、1日1000万PVも突破(2004年11月現在)
【特徴】
GREEが有名企業や有名大学を揃えたエスタブリッシュメントという感覚に対して、庶民的な感覚。
「足あと」と呼ばれる訪問記録を開示。
ブログを取り込めるようになっている。
「プロフィールの開示レベル」を決めている。
インターネット上の人の交流を重視している。

キヌガサ
GMOグループが、同社サービスのロリポップやJUGEMなどの利用者を中心に参加者を募集。
ジョークやユーモア感覚あふれるサービス。
【特徴】
インターネット中心のサービス。ノリが比較的に軽い
ニックネームやペルソナ(仮面)の活用に対して大変寛容。

トモモト
外資系証券会社に勤務していた保田社長が仲間と立ち上げたLifeOn株式会社による運営。
「やりたいことや楽しいアイデアを持っているのに、日々の仕事の都合でそれらを実現できない人たちの代理人となる」ことがイメージ(同社ホームページでで謳われている言葉)
【特徴】
25〜39歳のメンバーが80%を占める。
他のSNSよりも年齢層が高い。
インターネット上よりも、各種イベントの展開に力点が置かれている。
ビジネス・ネットワーク構築を目指すもの。

…他にも、まだまだ魅力的なサービスをたくさん紹介しています。


ところで、運営側はどのようなビジネスモデルを将来的に考えているのでしょうか?
本書では6つのモデルをあげていました。
要約すると、以下のような感じです。

1.アドバンスモデル
会員がある程度集まった時点で、高度な機能のみ有料にする。

2.アフィリエート・プログラム
会員の商品紹介による、間接的eコマース。

3.商品販売
会員に向けた、直接的な販売によるeコマース。

4.会員モデル
参加者から会費を受け取るモデル。

5.システムの販売
SNSを運営した経験を生かして、企業にユーザー会サイトなどのシステムを販売する。

6.大手企業のポータルサイト構築
上記同様に、経験を生かして企業のポータルサイトを構築する。

…まだ、本当の意味でのビジネスモデルは確立していないようです。
まず、信頼のコミュニティを作り、ビジネスモデルはあとからついてくるという考えが面白いですね。


ちなみに、ボクの紹介してもらったサービスはmixiです。
内容は上記の通りで、コミュニティなどの種類もものすごく多くて、未だ全容がつかめていない状況です。
このmixiって参加者自信がビジネスモデルを考えたりして、ついには参加者が運営者側にまわったりということまで起きています。…すごいですね!


あなたは、GREE派?それともmixi派?ソーシャルネットワーキングの明日はどっちだ?!も、2大SNSを理解する上では参考になりますよ。

さらに、ソーシャルネットワーキング.jpでは詳しい説明があって面白いです。

まだ、ボクも使いこなしているわけじゃないんですけど、なんだか、未来を感じるサービスですよね。
posted by albert at 02:05| Comment(7) | TrackBack(5) | web | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年11月24日

論客たちの主張をつまみ食い!

今日は風邪で一日中寝てました・・・
せっかくの休みだというのに、もったいない!!

こんな日は、楽に読める本でも読みたいなと思いました。

日本の論点 2005
カルロス・ゴーン 内橋 克人 田原 総一朗

文藝春秋
2004-11-08
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買い置きしておいた本です。
毎年買っている本だけど、相変わらず執筆陣が凄いです!

西部邁、田原総一郎、姜尚中、村田晃嗣、佐伯啓思、岩見隆夫、小林慶一郎、安倍晋三、野田佳彦、酒井啓子、畑村洋一郎、大野元裕・・・(敬称略)
名前を並べるだけでも、検索エンジンへのひっかかりがよくなりそうです。

なんと、総勢124名!

よくもこれだけの著名人を集められるなぁ・・・
出版社「文藝春秋」の力を感じます!

内容は、政治・経済・倫理・教育・メディア論など、多岐に渡っています。
一人の執筆者がだいたい4ページくらいまとめてあるので、読みやすい!
(実は、ボクもまだ半分くらいしか読んでいません。)

対立する主張に対して、もちろん編集者側は意見しません。
淡々とデータや背景だけを提示していき、
何が今「論点」になっているのかが、よくわかるしくみになっています。

830ページもある本だけど、興味のあるところから、
パラパラとめくって好きなところから読めるので、今日のような(風邪でダウン)の日には楽に読めていいです。

豪華な執筆陣のwebサイトを調べてみようと思ったんだけど、
意外なことに、オリジナルサイトを持っていないことが多いみたいです。

※「日本の論点2005」執筆者webサイトの一部(敬称略)
櫻井よし子 http://www.yoshiko-sakurai.jp/
猪瀬直樹 http://www.inose.gr.jp/
佐々淳行 http://www.sassaoffice.com/
和田秀樹 http://www.hidekiwada.com/
竹中平蔵 http://takenakaheizo.cocolog-nifty.com/


会員制ですが、日本の論点PLUSなんてものもありました。
ちょっと面白そう・・・



posted by albert at 00:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年11月21日

広くて深〜い海の出来事

今日は、番外編です!

前評判を聞いて、ず〜っと、観ようと思っていたんだけれど、なかなか観る事ができなかった映画がありました。
もう、終わっちゃったと思っていたら六本木で上映していました。

その映画とは、ディープブルーのことです!

観た人も多いのでしょうね・・・
今さらって感じですけど、とにかく凄かったです!

本当に見たことのない映像の連続です。

教訓めいたことを語るわけでもなく、ただありのままの映像が展開されていく。
それがすごいなって思いました

「海」がテーマですが、その「海」が柔らかく感じたり、鋭利な刃物の集団みたいに感じたり、温かく感じたり、つめた〜く感じたり、やさしく感じたり、とてつもなく恐ろしく感じたり・・・
音響の迫力も加わって、ぐいぐい引き込まれました!!

たくさんのシーンが、まだ脳裏に焼きついたままです。
きっと、将来この焼きついたシーンが頭の中で何度も再生されるような気がします。

とにかく、壮大なシーンの数々に、小さな悩み事などは吹っ飛んでしまったような気がします。
ものすごく広くて、ものすごく深い海の中に、これだけの生き物が日々懸命に生きているんですね。

一日たりとも無駄に過ごしてはいけないなって思いました。

当たり前のことを確認できて本当に良かったと思います。

観るとしたら、絶対に映画館で観ることをお勧めします!!




posted by albert at 22:23| Comment(0) | TrackBack(1) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年11月18日

本当に役立つアイデアのヒント

「本を選ぶときは、目次を重視すべき!」って、最近の経験から勝手に作ってみた鉄則でしたが早くもこの鉄則は崩れました。

アイデアのヒント
ジャック フォスター Jack Foster 青島 淑子

ティビーエスブリタニカ
2003-01
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この本の目次の羅列すると・・・


・もっと楽しもう
・自分を信じよう
・「その気」になろう
・子供に戻ろう
・「知りたがり」になろう
・笑われることを恐れるな
・「考え方」のヒント
・いろいろなものを組み合わせてみよう
・質問を変えてみよう
・情報をかき集めよう
・とにかく数で勝負しよう
・いったん全部忘れてしまおう
・ひらめいたら実践しよう


これだけ見ると、よくあるアイデア関連の本だなぁって思って退屈な印象を受けてしまいます。
実際、以前この本を手に取ったときはそう思って購入の選択肢から外していました。

でも、しばらくして中面を読んでみる機会がありました。
人との待ち合わせのときの立ち読みだったでしょうか・・・

3分の1ほど読んで、この本のすごさに気づき、結局買いました!

何がすごいかって?
それは、もう、とにかく具体性のあるヒントの連続なのです。

どんな感じかを知ってもらうために、
例として「いろいろなものを組み合わせてみよう」という章の中から一部を抜粋します。

製品やサービスの利点を宣伝するために・・・何かにたとえてみる
その製品やサービスを人間にたとえると、どんな人になるとか? 男? 女? トラックの運転手? 画家? バスケットボールの選手? その人はどんなことをしゃべるだろうか? どんな行動をとるだろうか? 動物にたとえたらどうだろう? どんなどうぶつになるだろう? 製品をもっと小さくしたら? 大きくしたら? 形を変えたら?色を変えたら? 軽くしたら? 重くしたら? 包装を変えたら? 強度を二倍にしたら? サービスのスピードをもっと上げたらどうだろう? もっと安くしたら? もっと便利にしたら? もっと気軽に使えるようにしたら? もっと遅くしたら? もっと値段を高くしたら? もっと使いにくくしたら? もっと効率を悪くしたら? 製品やサービスから何でも好きなものを減らせるとしたら、何を取り除くだろう? 火星人の彼女に紹介するとしたら・・・

まだまだ、ず〜〜っと続きます。

事例が10個くらい並んで、「・・・というような要領で考えるのです」って書いてある本はよくありましたが、ここまで徹底してヒントを列挙している本は少ないのではないでしょうか。

最初、読んでいてうるさく感じたこのヒントですが、今抱えている問題にとっても役立つことがわかりました。

シンプルなタイトル、シンプルな目次、シンプルな表紙であるがために、忘れていた存在の本でしたが、読み終えた後でもう一度表紙を見たらとっても輝いてみえました。

目次も読み終わってから、改めて見ると価値が出てきます。
早速、コピーして手帳に貼り付けました・・・




posted by albert at 01:28| Comment(6) | TrackBack(2) | 企画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年11月14日

ブランド論と広告代理店の仕事

「ブランド」に関して、もっと勉強してみたくなりました。
そこで、昨日に引き続き、蛍光ペン片手にブランド論の本を読んでみました。

「売れるブランド」のつくり方
石澤 昭彦

阪急コミュニケーションズ
2004-09-16
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著者は、アサツーディー・ケイ(大手の広告代理店)のブランドコンサルティング局長なんだそうです。
ありがたい話がいっぱい詰まってましたよ。
(この出版社の本は、いつもアタリって感じがします)

この本でのブランドの定義は・・・
「ある一定規模以上の生活者グループから何らかのポジティブな感情をもって見られる企業・商品」

そして、ブランディングとは・・・
「知ってもらい、好きになってもらい、その上で買ってもらうこと」

昨日書いたのと同様、著者も感情に訴えかけることの重要性を説いています。
生活者の感情にさざ波を起こすことができるのは、「本質的な価値」です。

「本質的な価値」を考えるために、まず「ブランドの風景」(そのブランドに触れることによって、生まれる景色)を考えています。

この風景のモトになるのは、
企業の持つ強い目的意識(=「夢」)や、
「夢」を実現しようとする意志、こう感じていただきたいというおもてなしの心(=「スタイル」)です。

そこから、イメージ(景色)を作り出していくのですが、この「イメージ」が「企業の実態」と一致しているということがとても大切なんですね。

そして、「本質的な価値」を導き出していくんですが・・・

なんだか、概念的な話ばっかりになってしまいましたね。

でも、この本は硬い本ではありませんよ。
具体的な事例があって、面白いです。

アップルコンピュータがブランドの世界を変えずに、時代の変化にしなやかに対応してきた事例だとか・・・
「第三の自室」というコンセプトをもったスターバックスの例であるとか・・・


さらに、個人的に興味があったのは「広告代理店」の仕事内容に関して触れた部分です。
(同業者なので、やっぱり気になります。)

機能別に役割が分かれていて、見事な連携作業がされているんだな・・・と思いました。
(小さな会社だと、こうはなかなかいきません)


「機能的優位性」とは別の「消費者がその商品に見出す優位性」を探り当てることも広告代理店の仕事です。
それに絡んで、海外の面白い事例がありました。

牛乳の優位性についてです。
牛乳の優位性って何でしょう?

体にいいとか・・・おいしいとか・・・

でも、それはオレンジジュースでも同じなんです。

広告代理店が見つけたその答えは、
「クッキーやピーナッツバターを塗ったパンによく合う」

これを、広告に生かして、
かじりかけのクッキーの写真に「ミルクある?」というコピーをつけたら、牛乳の売り上げが飛躍的に伸びたんだそうです!

消費者の視点を探ることは、難しいけど、やりがいがありますよね!
posted by albert at 02:56| Comment(4) | TrackBack(0) | マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年11月13日

あの商品をつい買ってしまう理由とは?

来週頭に提出しなければいけない企画書があります。
ところが、どうも煮詰まってしまいました。

詳しい仕事内容まではお伝えできないのですが・・・

生誕30周年を迎える、ある商品がテーマです。
ここにきて競合商品が多く出てきて、売り上げも下降線をたどり始めました。

そんな中、もう一花咲かせたい!更なる飛躍をさせたい!
というクライアントの希望を叶えるのが要求された仕事内容です。

広告代理店が受ける仕事としてはよくあるパターンです。
ただ、今回の商品に関してはどうも難しく困り果てていました。

商品の機能面に関するアピール力は弱く、
もっと、商品の持つ世界観のようなもので、差別化しなければ・・・

自分の中に足りない何かを求めて本屋に足を運びました。
「困ったときは本屋に急げ!」これが、ボクの合言葉です。

そして今回も、救世主となる本に出会いました!

なぜ、買い続けてしまうのか!―ブランドに愛着を生む「8つの感情」
井上 浩嗣 松野 隆一

東洋経済新報社
2004-04
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そうなんです、ボクが求めていたのは「ブランド論」なるものだったんです。

しかも、このジャンルの本はたくさん出ていますが、
「感情の力」をこれだけ分析していることに新鮮な驚きがありました。

実際の自分の購買行動から考えても非常に理解できます。
『理由はわからないけどつい買ってしまう』ことってありますよね!
これって、「感情の力」が自分をゆり動かしているんだと思います。

著者曰く、大切なのは「思い出されるしくみ」をつくること!
次に、「感情が湧き起こるしくみ」をつくること!

それには、商品をひとことの平易な言葉に置き換えることがポイントです。

で、この言葉が探しにはコツがあるということなんです。

商品のどんな特徴を言葉にしたらいいかというと・・・
●製品特性・・・客観的な事実
●消費者のメリット
●ブランドにまつわるヒト・・・男性、女性、子供、若者など
●ブランドにまつわるシーン・・・どこで、いつ、誰と、なぜ消費するか


そして、本書最大のテーマが「8つの感情」です。

ブランドに対する愛着は、ブランドと結びつく感情から起こるのです。
それは大別して以下の8つです。

@やさしい気持ち
A和やかな気持ち
B自由な気持ち
Cワクワクした気持ち
D立ち向かう気持ち
E禁を破る気持ち
Fリフレッシュした気持ち
Gゆるぎない気持ち


コレだけ見てもなんのことだかよく分からないですよね。
ただ、次の例をみたら、何となく想像できるかもしれません・・・

『やさしさ』・・・クー(飲料)、ミルキー、メリット、マスターカード
『和やかさ』・・・スターバックス、キレイキレイ、JINRO
『自由』・・・レガシイ、マイルドセブン、コロナビール
『ワクワク』…ドンキホーテ、楽天、スウォッチ
『立ち向かう』・・・リポビタンD、Gショック
『禁を破る』・・・ハーレー・ダビットソン、ギャッツビー
『リフレッシュ』・・・キットカット、ブレンディ
『ゆるぎない』・・・水戸黄門、ウーロン茶、アメリカンエキスプレスカード

どうですか?
なんとなくだけど、わかりませんか?
このような実例を題材にして、本書でそれぞれの「感情の力」を解説しています。

いや〜!これは、今回の企画書に十分に使える発想です!
いいヒントを得たので、企画書作成もはかどりそうな気がしてきました。

プレゼンテーションの日が楽しみになってきましたよ!
posted by albert at 03:02| Comment(4) | TrackBack(0) | マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年11月09日

新しいマーケティングの考え方

本に関するコメントを書くのは久しぶりです!

それは、本を読んでいなかったのではなくて、コメントに値する本に
出会えなかったということです。

しかし、久々に『当たり』に出会いました。

お客様を信者に変える!―儲けを生み出す「対話=ダイアログ」のつくり方
細野 晴義

実業之日本社
2004-10
売り上げランキング 42,043

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「ダイアログ(顧客との対話)を作りなさい!」ということ。

今までのマーケティングの考え方はだんだん通用しなくなってきています。
これからは、顧客とのつながりをつくることが非常に重要になってくるのだそうです。

従来のマーケティングが「企業本位・製品本位」(プロダクト・アウト)であったのに対して、
これからは「市場本位、顧客本位」(マーケット・イン)へと変化してきています。

つまり、顧客が主導権を握るということ!


本書に多く登場するのがクラブツーリズムの例です。

クラブツーリズムは、「旅の友」という会員誌を発行していて、膨大な数配送していたのですが、
ある日、多摩川に「旅の友」のまとめた束が捨ててあったのを会員が発見します。
(なんと、配送会社の人が怠慢で捨ててしまったんですね!)

それを見た会員はいたたまれない気持ちになります。

そして、今では会員の有志によって配達されることになったということです。

さ轤ノ、様々なサークルが会員内で発生しています。
そして、その結果その仲良しサークルの会員同士で、
クラブツーリズムを使って旅行に行こう!という行動がおきているんだそうです。

すごいですよね!この好循環は!
クラブツーリズムが生活の一部になっているというか・・・
本書のテーマにふさわしい、とても良い例だと思いました。

このような顧客と企業の良い関係を作り上げるために、
ダイアログ(顧客との対話)というものが重要になるということです。

ダイアログの4原則とは・・・

@公開性の原則
A詳細に説明するという原則
B人間くさいことをするという原則
Cネットワークをつくるという原則



ところで、このコメントを書いている合間に、
web版お客様を信者に変える!を見つけてしまいました。

編集でカットされた部分が、どんどん加えられていくそうです。
これも楽しみですね!




posted by albert at 23:39| Comment(0) | TrackBack(1) | マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年11月04日

『今年のヒット商品』と『来年のヒット商品予測』

「日経トレンディ」を久々に買いました!

この「トレンディ」って部分が少し古い感じもしますが、楽しい雑誌です。

今月号の特集がいいんです!

2004年ヒット商品2005年ヒット予測ランキングです。

その一部を抜粋して紹介します。

【2004年ヒット商品】
1位 冬のソナタ
2位 伊右衛門(お茶)
3位 世界の中心で、愛をさけぶ
4位 アクオス(液晶テレビ)
5位 ipod mini
6位 旭山動物園
7位 ななめドラム式洗濯機
8位 ストッパ下痢止め
9位 黒豆ココア
10位 ドラフトワン


お馴染みの名前が並んでいます。
当然と言えば当然ですよね・・・

しかし、恥ずかしながら6位の旭山動物園が今夏、上野動物園の来場者数を超えていたなんて知りませんでした。
とにかく、楽しませる仕掛けが盛りだくさんなんだそうですね・・・

「黒豆ココア」もそんなにヒットしていたんですか・・・
なんでも、年間20億円売れればヒットと言われている食品業界で「黒豆ココアシリーズ」は80億円売り上げたんだとか!


【2005年ヒット予測】
1位 フェリカ携帯
2位 ポケモン遊園地(愛知万博)
3位 26型20万円ハイビジョン液晶
4位 抗しわ化粧品
5位 次世代携帯ゲーム機(PSP、ニンテンドーDS)
6位 酢ウォーター
7位 ピンポイントお助け薬(ちょっとした不調を解消する薬)
8位 レクサス
9位 ハイビジョンレコーダー(ブルーレイディスク+HD DVD) 
10位 前頭葉賦活(計算力を上げるガンプラ、痴呆を防ぐ旅行など)


ヒット予測は、来年を占う意味で面白いですネ!
実際には、まだ見ぬヒット商品はたくさん出てくるのでしょうが・・・

個人的には10位に興味があります。
確かに、今年も「脳に効く〜」って商品たくさん目にしましたよね。
このブームはさらに広がりそうな予感です。

実は、今回の「日経トレンディ」には、特別付録がありまして・・・

その名も「ヒット商品の設計図」

これも、とても勉強になりましたよ。

商品作りまでの様々なストーリーを知ることが出来ました。
「三ツ矢サイダー」や「具具具シリーズ」(カップ麺など)の舞台裏は特に参考になりました。

こういった特集を組めるのが雑誌の強みですね。
メディアとしての「雑誌」の価値を再確認しました。
posted by albert at 22:15| Comment(2) | TrackBack(0) | マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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